みかんばこ

観劇の感想などつらつらと。

「龍の宮物語」 ついに放送

こんばんは。

みかんです。

 

いま激震が走っています。

なんと…

なんと…

ついに!!『龍の宮物語』がスカステで放送されます!!!!!!!

 

待っていた、この時を待っていたよ…。

スカステ入りますね、6月。

ファーストランは6/21です。

録画して円盤に焼いて永久保存します。

 

実はずっとずっと龍の宮の感想を寝かせていました。去年の12月から…。

書きたいことたくさんあったんですが、歌合とか色々あって結局書けずじまい。中途半端な状態で下書きに突っ込まれ墓地へ送られました。

ターンエンド。

 

もはや当時の気持ちで感想は書けないので(やっぱり舞台は生ものですね)、とりあえず好き勝手に『龍の宮物語』のプレゼンをしようと思います。

気になった方、ぜひ6月だけでもタカラヅカ・スカイステージに入って見てください。

 

そもそもの話なのですが、これからプレゼンする『龍の宮物語』…この先余程のことがない限り円盤化しません。ヅカオタの皆さんはご存知でしょうけど。。

月雲とかアンカレとか鈴蘭みたいに、最近は何かの拍子に円盤化されるバウ作品もありますが、円盤化の望みは限りなく薄いです。

なので、現状確実に見られる方法は「スカイステージ契約」しかありません。(※月額は約3,000円でしたかね)

 

円盤が売っていれば、私も清々しい気持ちで「見てね!」と叫べるのですが、スカイステージ契約ってなかなかハードル高いですよね。

でも、ぶっちゃけ1ヶ月で解約するなら、『龍の宮物語』で元取れると思ってます。

私の中ではそれぐらいに大好きな、心を打たれた作品です。

2.5次元も含めて2019年色々観ましたが、『龍の宮物語』がぶっちぎりでNo. 1です。当社比。

 

あまりに素晴らしかったので本当に観て欲しいです…。これから好き勝手書くので、ご興味湧いた方は6月から一緒にスカステ入りましょう。

 

そもそもどんなお話?

星組公演 『龍の宮(たつのみや)物語』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

あらすじは、公演ホームページに載ってます。

すごく砕いて言うと『愛憎劇をプラスした浦島太郎』です。

もはや先に言っておきますが、明るい話ではないです。かといって、暗い話かと訊かれるとそうでもないと思います。

美しく、哀しい、愛の物語です。

それこそ浦島太郎ではないけれど、おとぎ話のような物語でもあります。

 

どんな人に刺さりそう?

オタク、絶対刺さるぞ。深読み考察ポイントが盛り沢山だ。

具体的には

*日本の文豪&文学作品が好きなひと

→作・演出の指田珠子先生は泉鏡花の『夜叉ヶ池』からヒントを得ています(プログラムより)。舞台も日本の明治時代ですし。

 

*民間伝承が好きな人

→物語の下敷きは、浦島太郎をはじめ、龍神伝説、人柱の習慣など民間伝承(というのかしら)のようなものの要素が多いです。登場人物も、妖怪のような、人ならざるものたちが沢山でてきます。(幕開きの百鬼夜行みたいな行列がすごくきれいです)

 

*日本ものが好きな人

→安心しろ、しっかり日本の話だ。

 

こんな人には刺さるんじゃないかなと思います。

逆に「やだやだみんなニコニコハッピーエンドじゃないとダメ!!ハッピーでなければエンドじゃない!」って人にはおすすめしません。全体的に静けさの漂うお話です。

でもまぁ、宝塚なのでお芝居がひとしきり終わった後は爆踊りフィナーレです。

そこはね、様式美だから(迫真)。

 

どんな人が出てくるの?

あまり語りすぎるとつまらなくなるので、2人だけ紹介します。

 

◎伊予部 清彦(演:瀬央ゆりあ)

この物語の主人公。ごく平凡な書生。

地下アイドルから地獄の赤鬼、ソ連の偉い人まで何でも演じるオールマイティ・瀬央ゆりあ。珍しく、何の変哲もない若者の役です。

清彦は平凡な書生。喧嘩が強いわけでも特別優秀なわけでもない。ただ、心優しいだけの平凡な書生。

そんな彼が、ある雨の日に池のほとりで娘と出逢い、やがて翻弄されていきます。

純粋な清彦が翻弄され、運命に弄ばれるさまの表現力は圧巻です…。

 

◎玉姫(演:有沙瞳)

→この物語のヒロイン。龍神の姫。気高く美しいけれど、何を考えているのかを他人に見せない姫。

玉姫は心の中に愛と憎しみの両方を飼っている、とても難しい役です。ただ、くらっち(有沙さん)めちゃくちゃ上手いんですよ…。

鎌足』の帝役でも思ったんですけど、くらっちは「血の通わなさそうな人が、時折見せる感情の揺らぎ」を表現するのがすごく上手だなと思ってます。冷たく見える玉姫のほんのひと時の微笑みだったり、優しさだったり。ただ冷たいだけのヒロインにしない、その力量がすごい!ソロ曲もあるんですが、お歌も上手い(民謡で鍛え上げた歌唱力しゅごい)!

 

この2人の物語が中心です。

その周りに、龍神龍神の弟の拗らせた関係だがあったり、清彦の謎の友人がいたり、龍の宮の愉快(?)な住人たちがいたりします。

ちなみにわたしのご贔屓は龍神役なんですが、まぁ拗らせ方がすごいし、何より「こんな静かなセリフがめちゃくちゃ怖いのやべーよ…(語彙力」ってなります。龍神様もよろしくね。

 

他にオススメのポイントある?

めちゃくちゃ雑な投げかけになってしまった。

わたしの好きなポイントはふたつ

①台詞の美しさ

→これは推測の域を出ない話になるんですが、泉鏡花に影響を受けて〜なのか、たまにポンと聴き慣れない言葉が台詞に入ってきます。最たる例は「豈図らんや」。あにはからんや

…まず日常で使いませんね??

こういう、少し古文的な言い回しがちょこちょこ入ります。でもそれがスッと入ってきて、心地良い。純粋に、言葉として美しいのが魅力だなと思います。

 

②セットの美しさ

→こればかりは言っても仕方ない…実際に見てほしい。。浮かぶ月、池の底の庭、布を使った場面転換…全てがただ綺麗です。見てほしい。

 

ざっとこんな感じかな。

 

・・・

 

これ以上しゃべると、見たときにつまらなくなりそうなので一旦やめにします。笑

本当に、本当に素晴らしい作品なので円盤化してほしいのが本音です。。(要望メールは送ったんですけどね)

 

あー、本当に嬉しい。

またあの世界観に会える。本当に嬉しいなぁ。

 

 

さて。明日からはまた刀ミュの配信見てがんばります。

おやすみなさい( ˘ω˘ )

 

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